入試
Admission

よくある質問

「飛び入学に興味はあるけれど自分にできるか不安」「もっと詳しく内容を知りたい」という方も多いことでしょう。ここでは受験生や保護者、高校の先生方からよく寄せられるご質問にお答えします。

Q. 16歳以下でも入学できますか?

A. 募集要項には、出願資格として、「学校教育法第90条第1項又は同条第2項の規定により大学入学資格を有する者で」かつ「令和5年3月31日において年齢が満17歳以下の者(高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試験合格者は、満17歳の者)」を満たすことが要請されています。文面上は16歳以下でも出願できるように見えますが、実際には学校教育法第90条に照らし合わせると17歳しか出願できません。但し、外国で教育を受けた場合については個別にお問い合わせください。

Q. 国際人として英語を重視するそうですが、語学学習体制について教えてください。

A. 文部科学省から千葉大学はグローバル人材を育成する拠点大学に選ばれ、千葉大学skipwiseプログラムが平成24年度からスタートし、平成26年度にはスーパーグローバル大学に選ばれています。さらに令和2年度からは、”学部・大学院生の全員留学”を行う独自のENGINEプログラムもスタートし、実践的な英語教育に力を入れています。
先進科学プログラムでは、当初より英語教育を重視し、英語を中心とした海外研修(18歳の夏休み)ならびに、研究目的の海外短期留学(3、4年次)を行っています※。その他、先進科学センターでは、TOEIC、TOEIC-SW、TOEFLなどの受験を毎年奨励しており、受験料をサポートしています。
※海外研修の費用については経済的なサポートがありますが、食事などの個人的な経費については学生の自己負担です。

Q. 高校2年生から大学に入学すると高校卒の資格はどうなるのでしょうか?

A. 高等学校の2年次を修了した時点で入学することになりますので、高等学校を中退することになりますが、2022年4月より、大学に飛び入学した学生に高校卒業資格を認定する制度が始まり、大学で所定の単位を修得する等の条件を満たし、審査に合格すれば、高校卒業資格を取得できるようになりました。申請に必要な単位数は、高校2年間で50単位以上、大学で16単位以上。大学で半年学べば申請資格が得られます。

文部科学省 高等学校卒業程度認定審査
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/index_00002.htm

Q. 高校3年生で学習すべき部分を学ばないで、大学に入学するのは心配ですが。

A. 確かに、数学や物理の一部を勉強しないで大学に入学することになりますが、心配しないで、自分の好きな道を歩み出してください。先進科学セミナーでは、皆さんの到達度や進捗度、興味に応じて柔軟に対応した内容の授業を行います。したがって、1年次の先進科学セミナーでは皆さんが感じるかもしれない、高等学校と大学の「すき間」を埋めることから始め、徐々にレベルをあげていきます。やがて学年が進むにしたがって、皆さんの到達度や興味によっては、通常の講義では扱われないような進んだ内容も学ぶことが可能になります。こうした個々に合わせた柔軟な対応は、学生と教員が1対1で向き合うことを基本とする先進科学プログラムでしか実現できないものです。

Q. 一般の入試で入学する学生と比べて、学生生活に違いはありますか?

A. 入学料免除・海外研修などのサポートがあることや、先進科学セミナーなどの先進科学プログラム特有の講義があることなどは、一般の学生と異なるところです。また、先進科学プログラムの学生には学生室が用意されており、1年次から個別の机が与えられます。共用パソコンや個人の本棚が整備されており、講義の合間や放課後に勉強したり、同級生や先輩たちと交流することができます。そういった特典はありますが、勉強や課外活動といった一般的な学生生活には違いはありません。

Q. 方式Ⅰの「考える力」を問う物理の課題論述試験とはどのようなものですか?

A. ・時間がたっぷりあります。
・教科書・参考書を持ち込んでもかまいません。
これらを通して皆さんの本当の実力を探ります。先進科学プログラムの入学試験は、現在の先端的研究に携わっている研究者が将来の科学を託せる人材を発掘するためのものです。このため、これまでの入学試験が、短い時間で答えが出せるかどうかを調べてきたのに対して、方式Ⅰの物理の試験ではたっぷり時間をかけて課題論述の試験を行います。この試験では、あせらずに考えた結果を自分の言葉で述べてもらうことにしています。自己推薦書等の提出資料と、課題論述試験の結果にもとづいて第1次判定を行い、第1次判定の合格者に対して十分時間をかけた面接を行います。過去問はホームページからダウンロードできます。また、平成31年度までの試験問題が出版されています。参考にしてください。

Q. 英語が不得意ですが海外研修についてゆけますか?

A. 海外研修では実力に応じたクラス編成になるので大丈夫です。また出発前に英語での自己紹介などの練習があります。また先輩が寮生活についても適切なアドバイスをしてくれます。参加すれば必ず英語の実力は上がります。英語に苦手意識があったけれど、この海外研修で克服した先輩もいます。

Q. 飛び入学生はこれまでどんなところに海外留学していますか?

A. 飛び入学の多くの先輩たちが海外留学をしています。留学のタイプには2つあり、外国の大学院で修士号・博士号を取得するタイプと、1年程度の短期間に留学するタイプです。前者の例としては、2人の先輩がマサチューセッツ工科大学(MIT)やラトガース大学へ留学して博士号を取得している他、ハワイ大学やÉcole nationale supérieure du pétrole etdes moteurs(フランス)に留学しています。後者のタイプの例としては、千葉大学の大学院に進学した先輩が、University of Art and Design HelsinkiやPolitecnico di Milanoへ留学しています。

Q. 入学料や授業料の免除などの経済的なサポートはありますか?

A. 平成20年より、先進科学プログラムの入学者は入学料が全額免除されています。また、授業料については、申請すると選考のうえ全額または半額が免除される制度があります。この他、海外研修についてもサポートがあり、食費などの個人的な経費を除いて、旅費、授業料、寮の滞在費は負担する必要はありません。

Q. 先進科学プログラムを卒業すると将来どんな仕事につけるでしょうか?

A. 大学院の博士課程に進学した先輩たちは、博士号を取得後、大学の教員や博士研究員、民間研究機関の研究者として活躍しています。修士課程を修了して民間企業に就職した先輩も多く、研究職を含む様々な職種で活躍しています。

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