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「君も物理チャレンジを! 2020」講座 実施報告書

令和2年6月8日
君も物理チャレンジを!2020講師一同

表記の「君も物理チャレンジを! 2020」講座は、千葉市科学館(令和2年4月26日, 5月3日)と千葉大学(5月10日, 6月7日)で開催する予定でした。しかしコロナ感染症の拡大に伴い、予定していた対面型の講座では感染拡大を防ぐことはできないと判断し、オンラインでの実施に切り替えました。これまで会場で配布していた問題や解答は電子メールを利用して配信し、解説はオンライン会議システムZoom で配信しました。従来の実験講座や演示実験は割愛しました。募集の途中でオンライン開催に切り替えましたが、オンラインに切り替えたことによる参加辞退はありませんでした。実施状況を簡単に報告いたします。

講座の概要

目的

千葉県および近郊で物理チャレンジに応募し、さらには物理オリンピック参加を目指す、意欲ある高校生の科学の能力を育成することを目指して実施しました。

開催

千葉大学先進科学センター(主催)、千葉市科学館、物理オリンピック日本委員会(共催)

期日・会場

令和2年4月26日(日)、5月3日(日)、5月10日(日)、6月7日(日)
各日とも 10:30〜, 13:30〜, 15:30〜 の3回それぞれ 90分 (5分の小休憩を含む)

実施方式

オンライン会議(Zoom)

内容

(1)物理チャレンジ第1チャレンジの過去問題を使った模擬テストとその解説
(2)実験の企画・実施およびレポートのまとめ方等についての指導

講師

井上厚行(千葉市科学館長)
近藤泰洋(元東北大学教授、物理オリンピック日本委員会プレチャレンジ部会委員)
松元亮治、中山隆史、音賢一、花輪知幸(千葉大学教授)、北畑裕之(千葉大准教授)、佐藤公昭(千葉大学特任准教授)

受講料

受講料 無料

受講生

10名 (高校3年 3名、高校2年3名、高校1年 3名、中学2年 1名)
(出身校:千葉県 4名、東京都3名、神奈川県 1名、静岡県 1名、青森県 1名)

講座の実施状況

4月26日

井上厚行千葉市科学館館長、音賢一千葉大学先進科学センター長の開講のあいさつに続き、午前に力の釣り合いに関する物理チャレンジの過去問題の解説を行った。午後は物体の運動に関する過去問題の解説を行った。初日なので10:00から接続テストの時間を設けたが、大きなトラブルはなかった。

5月3日

午前は電気回路に関する過去問題の解説を行った。午後の前半には実験の進め方とレポートの書き方について近藤先生に講義していただいた。直前にアナウンスされた物理チャレンジ2020の実施要項の変更についても紹介もあった。午後の後半には電磁誘導など、電磁気学の中で受講生の多くはまだ高校で学習していないと思われる部分の基礎事項について講義した。

5月10日

午前は電磁気学について物理チャレンジ第1の過去問題の解説を行った。この内容は前週の講義で習った内容である。午後の前半は波動に関する過去問題の解説を、午後の後半は熱についての過去問題の解説を行った。

6月7日

午前は高校物理では最後の単元となる原子・原子核の構造、量子力学について基本事項を講義した。午後は同じ範囲の過去問題の考え方と正解を解説した。最後に音センター長が物理学の考え方についての講話を行い閉講した。

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