本セミナーは終了しました
偏差値1兆の100乗?えらい分子の話
開催日 | 2024/12/20(金) |
---|---|
時間帯 | 16:10-17:40 |
講師 | |
講演題目 | 偏差値1兆の100乗?えらい分子の話 |
要旨 | タンパク質の分子量は1~10万程度.分子としては相当なサイズです.なんでそんな図体が必要なんでしょうか.また,化学者の眼で眺めると,タンパク質は,その素材レベルでは,案外「ダサい」存在であることがわかります.カルボン酸,アミン,イミダゾールとベンゼン...それだけです.にもかかわらずタンパク質は,どんな人工分子にも実現できない「スゴ腕」性能を発揮します.その天才ぶりは,偏差値にして数千万〜10の100兆乗.誰がこの天才たちを育てたのか.いったい何が,ただの分子を,「いのち」という化学システムに止揚(Aufheben)し得たのか.本講義では,生命化学研究に飛び込んだ材料科学者がみる,「いのち」の「モノ」としての特殊性について説明するとともに,「進化」というナノテクが拓く既視感なきセカイについての与太話をきいてもらいます. |
会場 | 物理会議室(理学部2号館3階) |