センター長挨拶

高橋 徹 Chiba University 千葉大学 先進科学センター長 髙橋 徹

2017年4月より,前任の加納博文センター長の後任として,第9代目の先進科学センター長に着任致しました。

先進科学センターは1997年10月に発足し,1998年4月に第1期生を迎えていますので,2017年4月に迎える新入生がちょうど20期生ということになります。この間,68名の卒業生を輩出し,そのうち17名が博士号を保持,4名は大学で教鞭を執るなど,優秀な学生に恵まれて発展してきました。

17歳で(国によってはもっと大幅に早く)大学に入学する「飛び入学」は,諸外国ではごく普通の進学制度として,学習進度の速い生徒を対象として広く普及しているのに対して,横並び意識の高さからか,戦後の日本では永く行われてきませんでした。そのため,千葉大学で20年前に本制度を導入するにあたっては,慎重に制度設計が行われ,単に優秀な生徒を選抜するだけでなく,入学後に行われる独自のセミナー科目や専任の指導教員体制,専用の学生居室,海外語学研修の実施などの手厚い配慮がなされています。

2018年4月入学生からは新たに園芸学部でも応用生命化学科で募集を開始し,分野を広げて学科全体となる理学部化学科,共生応用化学コースを加えて学部全体の9コースでの募集となる工学部,従前通りの理学部物理学科,文学部人文学科行動科学コースと合わせ,4学部の計13に亘る先進クラスで皆さんをお待ちしています。

 

募集分野だけではなく入試方法も,長時間に亘るユニークな問題で理科の発想力を重視する「方式I」,一般入試の前期日程試験とほぼ同じ問題を解いて選抜される「方式II」,高校3年生の9月から大学に入学する「方式III」と,幅を広げてきました。これは,物理チャレンジや化学グランプリなどの科学する心を育む課外活動での成果を評価する流れの一環であり,受験テクニックにとらわれない,研究者マインドにあふれた元気な若者に,是非チャレンジしてもらいたいと思っています。

2017年4月