先輩からのメッセージ 2017年度

Message 01
飛び入学の素晴らしさは最良の研究人脈と
留学等のチャンスをたくさん得られること。

坂梨昂平さん
2014年4月、飛び入学で千葉大学工学部に入学。先進科学セミナーなどから影響を受け、物性物理学に興味を持ち、2年進級時ナノサイエンス学科に転科。「ミクロな対象を扱う理論で、物質の多様な性質やそこに隠れた普遍性を解明することができるのが楽しい。また、工学的にも応用ができる分野なので社会にも貢献ができる」と、研究を進める。

メッセージ

 飛び入学をして良かったことは、早い段階で幅広い人脈と研究のチャンスに恵まれたことだと感じます。千葉大学の飛び入学制度の存在を知ったのは中学2年頃。「宇宙工学をやりたい、ということは決まっているから、早く大学に入ろう」と飛び入学を志望しました。入学後、本来なら受験勉強に費やす時間で、様々な分野の研究者とのセミナーや先輩とディスカッションで幅広い知見を獲得することができました。先進科学プログラムは学習・研究環境の豊富さが素晴らしいと思います。その中で、物性物理学という分野を知り、その多様性や普遍性に面白さを感じて、物性をメインに扱うナノサイエンス学科への転科を決めました。物性物理学は量子力学を用いて、「モノ」の様々な性質を解き明かしていく学問で、金属の光沢から超伝導まで多様な性質を説明できます。先進科学プログラムでは様々な分野の研究者の方々からお話を伺ってから、自分が本当に研究したい分野に進むことができます。
 また、先進科学プログラムの大きな特徴である2回のカナダへの海外研修を経て、苦手であった英語を克服し、この秋からは物理学で世界的に有名なスイス連邦工科大学チューリッヒ校に留学することになりました。
 卒業後の進路はまだ決めていませんが、今後の研究によって進むべき方向が見てくると思っています。

Message 02
明確な目標があり、「早く研究を」と入学。
先進の学びが、今の開発につながっている。

安藤岳洋さん (工学博士)
2003年 千葉大学 工学部 電子機械工学科 FTコース入学。2007年 千葉大卒業後、東京大学大学院 工学系研究科に入学し、博士号を取得。医学系研究科を経て、工学系研究科で助教を務める。2015年、かねてより大腸の専門医と研究していた医療機器開発に出資がなされたため、株式会社A-Tractionを立ち上げ、新しい医療機器の開発に日々尽力している。

メッセージ

 高校2年の時、物理の先生から「千葉大に“飛び入学”というのがあるよ」とお聞きしたのが、先進を志望したきっかけです。小さな頃から“ものづくり”が好きで、医療機器を開発したいという目標があったので、「少しでも早く専門研究に入ろう」と思ったのです。
 千葉大入学後、学部の授業はきちんと論理立てて教えていただけるので分かりやすく、高校3年次の授業を受けていなくても問題なかったです。印象的だったのは、大学1年次の「先進科学セミナー」。担当教授から「物理や工学で活躍したいなら、このくらいの問題は解けなきゃダメだぞ」なんて言われながら、厳しく高等数学を教えていただきました。その時は、「先生についていくのがやっと」でしたが、あのセミナーが医療機器の開発面でも、自分の精神的な面でも、基礎になっているような気がします。振り返ると、自分の目標にとって学部の勉強も先進のカリキュラムも、どれが欠けてもいけなかったと感じます。
 「飛び入学」に興味のある高校生には、「とにかく受験してみたら?」と伝えたいです。なぜなら、「より難関の大学に入学する」ことより「その後、どの研究室に進むか」が重要だから。将来の目標が明確なら、一足早く専門研究を楽しむことをおすすめします。

Message 03
勉強に不安でも難しいことにこそやる価値はある!

大木裕代さん
「座学よりも手を動かして研究したい」という考えから、早く大学で研究をしたいと思い、2010年春、理学部物理化学・生命化学コース入学。現在は、新興国の経済発展に貢献するため、三菱日立パワーシステムズ株式会社で、アジアの国に納める予定の発電機を開発している。

メッセージ

 私は、入学前は、普通に授業に出て課題を提出すれば、スムーズに卒業できると思っていましたが、実際は一般の学生が受ける授業に加えて先進の独自授業があるので、授業数も多く、授業になかなかついていけませんでした。ただ、設定されたカリキュラム分勉強するのは当然だと思い、また、難しいことをやる方が自分のためになると思ったら乗り越えられました。「飛び入学」に迷っているなら、難しいことこそやる価値があると思いましょう。勉強が分からない、自分ができないことも周りの人や、先生方が支援してくれる体制も整っています。

Message 04
「飛び入学」を選択して心から良かったと思えた。

津田文香さん
2010年春、工学部FTコース入学。大学院に進んだ後、交換留学で、ラップランド大学(フィンランド)、ナント大西洋デザイン大学(フランス)へ渡航し、現在は修士2年として「人間生活工学研究室」に所属。来年の春からは海外の企業で設計や開発に関わる予定。

メッセージ

 先進で印象深かったことは3つあります。1つ目は、文理関係なく受けた先進のセミナー。普段はあまり読まない本を題材にして、全員の意見をぶつけていくという形式は、とてもおもしろかったです。2つ目は、アメリカへの短期留学。充実していて本当に楽しかったし、英語力の向上も実感しました。3つ目は年度末の卒研発表会。いろいろな分野の人の研究を聞けたり、自分の勉強したことを伝えられるとても良い機会でした。「飛び入学」は、ほぼノーリスクハイリターンだと思います。迷う必要なんて何もないし、ぜひ挑戦して欲しいです。

Message 05
先進に入ったという成功体験が自信につながった。

片田匡貴さん
2008年春、工学部FTコース入学。卒業後、京都大学大学院工学研究科建築学専攻に進学し、修士(工学)取得。現在は、参議院事務局に入局し、国会議事堂等の営繕に取り組み、仕事を通じて公共建築プロジェクトのやり方を体得している。

メッセージ

 中高生のときに自由度の高い学習環境を求めていたため、飛び入学を選択しました。やる気に満ちた先輩・同級生・後輩が多く、学ぶ環境も整っていると感じましたし、先進に入ったという成功体験により自信がついたことが大きな財産です。講義では、自分の言葉で説明するというプロセスを大学1、2年生のころから経験できたというのも自分を成長させてくれました。飛び入学に興味があるのなら、説明会に行って先生や現役の学生さんと話をしてみてください。きっと個々の悩みに応じたアドバイスがもらえると思いますよ。

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