オムニバスセミナー 平成29年度版

 

開催日

2017/11/17(金)

時間帯 16:10-17:40
講師 松田 理(北海道大学大学院 工学研究院 准教授)
講演題目

光で見る超音波

要旨

空気中を伝わる音波はごく身近なものですが、音波を物質中の振動が波として伝わっていくものと捉え直すと、音波はあらゆる物質中に存在しうることがわかります。とくに固体中を伝わる音波では、その周波数は我々の耳に聞こえる普通の音波の周波数の10億倍にまで及びます。このような音波(超音波)は波長がナノメートル領域となり、ナノメートルスケールの構造物の情報を探るために使うことができます。私達の研究室では、このような高い周波数の固体中の超音波がどのように伝わるのかを、光を使って文字通り見る研究を行っています。セミナーでは、私達の研究の内容を簡単に紹介するとともに、研究や研究生活に関する諸々の事情も話したいと考えています。

会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 (準備中)
開催日

2017/7/14(金)

時間帯 16:10-17:40
講師 Ipek Tuvay (I.テュベイ)(トルコ・ Mimar Sinan Fine Arts 大学)
講演題目

On Pythagorean Theorem and Pythagoras triples (ピタゴラスの三平方の定理)

要旨

Pythagoras is one of the most important Ancient Greek mathematicians. He has contributed very much to the development of Greek geometry. He is famous with the law concerning right angled triangles which is known as Pythagorean Theorem. This theorem says that the square of the hypothenuse of a right angled triangle is the sum of the squares of the other two sides. This is a fundamental relation in Euclidean geometry and it gives a basis for the definition of the Euclidean distance. This theorem has hundreds of different proofs and many generalizations. In this talk, I will illustrate a couple of visual proofs of this theorem together with some historical background. Then I will state and prove a result on how to compute the Pythagoras triples.

(ピタゴラスは古代ギリシャ数学者の中で最も重要な人の一人です。 ここでは皆さんにおなじみの、「ピタゴラスの定理、三平方の定理」を題材に、 歴史的な話も交えて一般の皆さん方にも楽しめる話を紹介したいと思っています。)

会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ

 

開催日

2017/6/23(金)

時間帯 16:10-17:40
講師 小島 定吉 (東京工業大学大学院 情報理工学研究科 教授)
講演題目

ペンタゴン

要旨

アメリカの国防総省はペンタゴンと呼ばれています. それは建物の形が空から見るとペンタゴン,すなわち5角形だからです.このセミナーは,多くの方が興味津々であるはずのアメリカ国防総省の動向ではなく,ペンタゴンの原点に戻って素朴に5角形に纏わる数理をテーマにします. 数学の研究は,科学技術学術に於ける言葉作りという(長期的)役割があります.このセミナーでは,辺の長さが等しい5角形の形をすべて集めた集合を,現代数学の英知を集めて記述します.たかが5角形と思うかもしれませんが,答えに至る過程で,20世紀初頭に始まるトポロジーの考え方が有効であり,かつたいへん普遍的であることが紹介できればと思います.

会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ

 

開催日

2017/5/26(金)

時間帯 16:10-17:40
講師 髙田 直樹 (高知大学 教育研究部 教授)
講演題目

気がつけば情報科学

要旨

研究としましては、電磁波のシミュレーションに関する研究にはじまり、生体分子の分子動力学シミュレーションの計算高速化とその応用研究、そして、現在は高性能計算と電子ホログラフィによる立体映像に関する研究を行っております。
また、高専の教員、研究所の研究員、短大の教員を経て、現在、大学の教員をしております。これまで行なった研究の紹介をはじめ、これまでどのように研究と教育に携わってきたのかについてもお話しをしようと思います。

会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)

 

開催日

2017/5/19(金)

時間帯 16:10-17:40
講師 玄田 英典 (東京工業大学 地球生命研究所 准教授)
講演題目

生命を宿す惑星について考える

要旨

惑星上で生命が誕生し維持されるために必要な条件とは何か?本当のところは良くわかっていないが、我々の唯一知っている地球型の生命に限って言えば、液体の水の存在が重要であったと考えられている。そこで、本セミナーでは、宇宙および惑星上における水の普遍性・特殊性について、生命誕生と進化の観点から考察する。液体の水が存在すれば、必ずしも生命が誕生するわけではないが、最近の惑星探査によって、太陽系の様々な天体に液体の水が存在している(存在していた)ことがわかっている。さらに、太陽系外の星の周りにたくさんの惑星が発見されており、海を保持していてもおかしくない惑星も見つかってきた。太陽系内外における生命の捜索を目標とした計画が、今まさに急速に展開している。そこで、本セミナーでは、生命探査における基本的戦略についても考察する。

会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)

 

開催日

2017/4/28(金)

時間帯 16:10-17:40
講師 堺 弘道 (島根大学 総合科学研究支援センター 助教)
講演題目

脂質代謝酵素による生体制御

要旨

脂質は細胞膜の構成成分であるだけでなく、細胞活動のためのエネルギー源として利用されたり、一方で、細胞増殖や分化などの生命現象を制御するなど、その機能は多岐にわたります。近年の遺伝子欠損マウスなどを用いた研究により、脂質の合成や分解、輸送等の脂質代謝を行う酵素の遺伝子変異は、癌や糖尿病といった様々な難治性疾患に関わることが示され、従って、脂質代謝酵素の機能を明らかにすることは、難治性疾患の新しい治療薬の開発を行う上で重要であると言えます。セミナーでは、今までに行ってきた幾つかの脂質代謝酵素の研究について紹介を行うとともに、様々な土地(大学)での研究生活を振り返りつつ、生命科学を取り巻く研究環境の現状についても話をしたいと考えています。

会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)

 

 

 

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