オムニバスセミナー 平成25年度版

開催日 2014/1/17 (金)
時間帯 10:30-12:00
講師 嶋田 義皓 ((独)科学技術振興機構
講演題目 理系大学生に知っておいてほしい科学技術の10のこと
要旨 あなたにとって「科学技術」とはどんな存在でしょうか? くらしを豊かにしてくれる便利な道具、生命や宇宙の謎を解き明かす人類の叡智、それとも兵器に転用されたり想定外の事故を起こしたりする厄介者でしょうか。
いま、科学技術は、一部の研究者や専門家だけではなく、私たち一人ひとりがどう向き合うかを考える時代に入っています。博士号を取ったあと、研究者に“ならなかった”経験を振り返り、科学技術と社会の関係についてみなさんと一緒に考えてみようと思います。
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
開催日 2013/11/29 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 高橋 真理子 (朝日新聞編集委員)
講演題目 理学部物理学科で学び、新聞記者になる
要旨 新聞記者になりたてのころは「何で物理学科出身者が?」とよく聞かれました。「書くことが好きだった」というのが一つの答え、もう一つは「たまたま朝日新聞に受かったから」。岐阜支局で警察や高校野球を担当し、東京本社科学部では日本初の膵腎同時移植や体外受精児誕生を取材しました。月刊誌『科学朝日』編集部員のときも、論説委員のときも、新しいことに次々直面するエキサイティングな日々でした。スリルあふれる30有余年を振り返ります。
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
開催日 2013/11/15 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 都司 嘉宣 (深田地質研究所
講演題目 地球の大異変 - 全地球凍結・隕石の落下と生物の大消滅 -
要旨 隕石の固結年代の測定結果から地球を含む太陽系は、約46億年前に出来たことが知られている。地球が出来て8億年までは「冥王代」と呼ばれ、隕石の重爆撃年代があった。このころ地球表面がすべて液体のマグマで覆われたマグマオーシャンの時代があった。その後、7億年続いた「太古代」には大気中の炭酸ガスが一掃され酸素が充満した。その後19億年続いた「原生代」の終わり頃、赤道の海の表面まで氷結した「全球凍結」の時代を7度経験した。その後は生物の時代にはいるが、今から2.51億年前と0.65億年前に生物の大消滅を迎える。われわれは、恐竜を消滅させた0.65億年前の隕石落下の大災害を生き残ったネズミの子孫なのである。
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ
開催日 2013/11/8 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 笠井 献一 (帝京大学 名誉教授)
講演題目 知を究めたい人を励ます七つの逆説 - 江上不二夫先生から教わったこと
要旨 知的好奇心を満たしたくてたまらない人が選ぶ研究者という道は、それ以外の人たちから見れば風変わりかもしれない。だが、幸せな研究者(世俗的成功ではなくて、知を究めること)になるための秘訣は、みんなが当たり前だと思っていることや、みんなの価値観ややり方からあえて逸脱することにある。私は生命現象を対象とする自然科学者だが、師が教えてくれた逆説の数々のおかげで、面白い発見に出会う喜びを何度も経験できた。20世紀は生命科学上の大発見が続出し、生命の理解や見方が大転換した時代であるが、その多くが常識からはかけ離れ、貧しい人智からはまったく想定外のものだった。みなさんがこれから知の世界へ踏み込もうとしているなら、江上逆説はいつの日にか必ず助けになるはずである。生命科学上の偉大な発見、私自身の経験を交えながら紹介しよう。
参考図書:笠井献一著 科学者の卵たちに贈る言葉 岩波科学シリーズ201
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ
開催日 2013/7/19 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 Dr. Vinai Norasakkunkit (Assistant Professor,Gonzaga University, USA)
講演題目 Humans as Cultural Animals: Implications for Psychological Diversity Between East and West (and Globalization).
要旨 As a cultural psychologist, my research examines cultural differences in motivation, emotional experience, and attentional styles. The ways in which these cultural differences in basic mental operations are implicated in how happiness and anxiety manifest differently across cultures will also be discussed. Finally, I will also discuss my recent research on the psychological consequences of globalization in Japan. This research tries to understand youth problems in Japan such as NEET, Freeter, and Hikikomori from a cultural psychological and globalization perspective. Through my talk, it is my hope that students will understand how culture plays a central role in the human experience and human diversity, as well as how external pressures from globalization can disrupt the relationship between culture and society with young people caught in the middle.
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ
開催日 2013/7/12 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 岩佐 光広 (高知大学 人文学部 国際社会コミュニケーション学科 講師)
講演題目 途上国におけるケータイの普及と暮らしの変化:文化人類学の視点から
要旨 21世紀を迎えて以降、途上国において「ケータイ」(あえてこのように表記しています)が爆発的に普及していることを知っていますか? たとえばアフリカ53カ 国におけるケータイ加入者数は、2000年から2010年までの11年 間で約36倍にも増加しました。この動向は、情報通信産業や国際機関などの近年の動向、各途上国の国や地域の事情などが複雑にからみあいながらグローバルに進行してきましたが、そうしたなかで、途上国に暮らす人びとはどのよう にケータイを利用しているのでしょうか? そして彼らの暮らしはどのように変化しているのでしょうか? 途上国におけるケータイの普及と いうグローバルな動向を、文化人類学の視点から、つまり人びとの暮らしに注目することから考えてみたいと思います。
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
開催日 2013/6/21 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 溝川 貴司 (東京大学 大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 准教授)
講演題目 面白くて役に立つ遷移金属化合物
要旨 地球上の生命はエネルギーの生成・運搬・貯蔵に遷移金属を利用する術を、その進化の過程の中で獲得してきたが、現在の社会が直面するエネルギー・環境問題の対策においても、磁性や超伝導など多彩な物性を示す遷移金属化合物の利用が進みつつある。一方で、遷移金属化合物中のd電子は 強相関効果によってスピン・電荷・軌道の自由度が絡み合った複雑な電子状態となっており、その解明は容易ではない。本セミナーでは、遷移金属化合物の電子状態が示す強相関物理の面白さと複雑さを概観し、電子状態の立場から遷移金属化合物の豊かな機能の起源と応用の可能性について議論する。
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ
開催日 2013/5/10 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 花咲 徳亮 (大阪大学 大学院理学研究科 物理学専攻 教授)
講演題目 分子性物質と強相関系物質の研究を通じて
要旨 分子からなる物質は電気を通さない絶縁体と思われてきたが、細工を加えると電気を通す金属や半導体になることが知られている。
また、磁石を近づければ電気抵抗が大きく減少する現象を巨大磁気抵抗効果と呼ぶが、このような機能性を持つ事もある。本セミナーでは、発表者のエピソードも織り交ぜながら、分子性物質や強相関系物質を舞台とした電子の輸送現象を紹介する。
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
開催日 2013/4/19 (金)
時間帯 16:10-17:40
講師 橋本 研也 (千葉大学 先進科学センター長、大学院工学研究科 教授)
講演題目 Time and Frequency Control: Bottleneck in Digital Era
要旨 Currently, numerous functions are embedded in a tiny integrated circuit (IC), which allows us to process vast data in digital domain with surprisingly high speed and extremely low power consumption. Thus IC designers have paid a lot of efforts to replace analog functions to degital ones as much as possible. As a result, achievable total performances are quite often limited by those of analog functions.
One example is the clock generation and transfer. When analog signals are converted to digital ones or vice versa, fluctuation in time called jitter causes degradation of the signal waveform equivalent to that of the signal to noise ratio. Even if clean clock signals can be generated, they will be easily contaminated by noises during the clock transfer.
This talk reviews current status and future prospects of radio frequency resonators for the time and frequency control. Our project called the “Hetero-Integration” is also introduced.
会場 先進科学センター会議室(理学部2号館2階)
記録 講義ビデオ
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